ずっと、スウェーデンの人たちのような肩の力の抜けた生き方に憧れていた。
何年暮らしても、身についたのはほんの少しだけ。
体は今でも、どこか緊張したままだ。
近所の子どもたちは、小さい頃から、私を見かけるといつも自然に挨拶をしてくれる。
学校の保護者会では、机の上に腰掛けて先生と話している子どもたちを見かける。
こちらで働き始めた頃、マネージャーと話すたびに、私は無意識に立ち上がっていた。隣の同僚は笑いながら、座ったままでいいよ、と教えてくれた。
チームミーティングの最中、勢いのある着信音が鳴り響いた。何人かの同僚は、そのリズムに合わせて、自然に体を揺らしている。
私も、少し体を揺らしてみたくなった。
けれど、手足は何かに縛られているようで、少しも動かなかった。
年末の全体会議では、何人かの役員がステージで出し物を披露した。
歌う人もいれば、声が思うように出ない人もいる。ギターを弾く人もいれば、何度も弾き直していた。
拍手はまばらで、しばらくすると、人はいつの間にか散っていった。
一人で走るとき、
私は風に向かって、両腕を広げる。